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カーリースの基礎知識

1年だけ車が必要な時、カーリースで1年間だけの契約はできるのか?

1年だけ車が必要な場合、車を購入する以外にもさまざまなオプションがあります。購入、カーリース、カーシェアを選択できます。ただし、どの方法がより経済的かを比較することが不可欠です。

カーリースとは、リース会社から一定期間車を借り、使用後は返却するもの。

カーリースの契約期間は通常3年から5年ですが、1年のみのリースプランもあります。カーリースの1年プランの内容や注意点を理解しておくと、とても参考になります。

1年だけ車が必要な場合の調達手段と必要経費

転勤や進学などライフスタイルの変化で、短期(1年程度)だけ車が必要になる場合もあるでしょう。

このような場合、車を所有するか、一時的に借りるかのどちらかを選択することができます。新車または中古車を購入し、1年後に中古車として売却することもできます。

また、カーリースやレンタカー、カーシェアリングなどのサービスを利用することもできます。

新車を買う

1年という短い期間ですが、車を使うのに新車を買うのも選択肢の1つ。

新車はキレイな車に乗れる、いつでも自由に車を使えるというメリットがあります。ただ、ネックになるのが費用面。

新車を買うとなると、車両本体費用以外にも税金や自賠責保険、任意保険、駐車場代などの維持費がかかるなど、まとまった資金が必要です。

この場合は、1年後に売却することになります。一般的に、新車登録から1年後で新車価格の7割程度まで価格が下がります。

例えば300万円で購入した車を、1年後に売るときはおおよそ210万円前後になります。1年間90万円で車を所有できることが安く感じるならこのやり方もアリかもしれません。

中古車を買う

中古車を買って1年だけ乗り、1年後に売却するというやり方もあります。

中古車なので購入時の費用は新車より安く抑えることができます。ただし、自動車税や自賠責保険、任意保険、駐車場代などの維持費は新車同様に必要です。

さらに、1年後に再び中古車として売却する際の価値も、もちろん下がります。

車種や走行距離によっても変わってくるので一概には言えませんが、3年落ちの中古車を購入した場合、1年で30~50%も下取り価格が購入価格よりも下がることもあります。

新車ほどの損にはなりませんが、それでも数十万円のマイナスとイメージしておきましょう。

 

カーリースを利用する

カーリースは、カーリース会社が契約者の希望車を代わりに購入し、リース料を支払って提供するカーサービスです。

リース料には、車両本体価格、自動車税、自賠責保険料などの一部維持費が含まれます。

1年単位の契約もあり、契約期間が過ぎたら売却手続きや値段の心配も不要です。リース代はプランによって異なりますが、20,000円代からという安いプランも存在しています。

毎月定額のリース代を支払うだけで、家計管理しやすく、手軽に車を使用できます。

レンタカーを利用する

1年だけ車に乗るサービスとしては、レンタカーというやり方も一応あります。

レンタカーは週末やお出かけの時だけのスポット利用でカーリースよりも、短期間での利用に適しています。

レンタカー会社や車種などにもよりますが、丸1日レンタカーを借りると10,000円前後かかります。

年契約できるレンタカープランもありますが、月に100,000円近くかかるとされており、現実的ではありません。

カーシェアを利用する

カーシェアリングとは、複数の登録会員が同じ車を共同で利用するカーサービスのこと。

利用者は、事前に日時を予約して数時間の使用をしますが、毎日車が必要な場合や他の会員が車を使用中の場合は利用できません。

また、返却は同じカーステーションに行う必要があります。費用は1日利用で6,000円程度であり、1年間使用する場合はレンタカー並みに費用がかかります。

また、同じ車を継続して借りる場合には、車の空き状況によって利用が難しい場合もあります。

1年間だけ車を使うならカーリースが経済的

車を1年間利用する方法はいろいろありますが、短期のカーリースは経済的な選択肢と言えます。車種やリース会社にもよりますが、自動車税や自賠責保険込みで月額2万円前後からのプランもあります。

1年間だけの使用だと、乗用車の場合は車検も法定点検も不要。走行距離によっては、オイル交換やその他消耗品などのメンテナンスも不要な場合や、1回で済む場合もあります。

維持費も比較的安く、契約期間終了後はリース会社に返却するだけです。

車を買う際にも、手間のかかる登録手続きがあります。1年後に売却するにしても、価格が気になったり、さまざまな手続きが必要になることもあり、時間も手間もかかります。

カーリースなら手続きも簡単で、基本的に毎月のリース料のみで済むので効率的です。

カーリースは3年以上のプランが多い

カーリースは、長期的なプランを採用していることが多く、3年や5年、7年、9年といった長期プランが一般的。

長期プランの方がリース代が安くなるため、コストパフォーマンスが高いとされています。

車両本体費用に自動車税や自賠責保険料などの維持費を加算し、契約期間で割った金額が月のリース代となります。

メンテナンス込みのプランもあり、長期契約をすることで月のリース代がリーズナブルになることがあります。

ただし、カーリースは中途解約が前提になっていないため、途中で解約する場合には違約金が発生することがあります。

そのため、短期リースの方が柔軟な契約ができると言えます。

 

1年から契約できるカーリースもある

カーリース業界には1年契約から選べるプランを提供している会社もあります。

リース会社によって異なりますが、軽自動車の場合、月額15,000円〜20,000円、普通車では月額20,000円台から利用できるプランもあります。

ただし、車種やグレードによって料金が異なるため、ランクの低い車種を選べばリーズナブルに済みます。ただし、諸経費として、軽自動車では約25,000円、普通車では約30,000円程度の支払いが必要な場合があります。

また、契約時に数万円の諸経費や保証金を求めるリース会社もあります。保証金は契約終了時に問題がなければ返金されます。

1年間のカーリースでもプラン内容は様々なので、しっかりと確認しておくことが大切です。

新車カーリースを1年間だけ利用するメリットとデメリット

新車のカーリースは、自分の好みに合った車を選ぶことができ、選択肢が広がるメリットがあります。また、新車であるため外観や内装がきれいで清潔感がある点も魅力的です。

しかし、車種によっては車両本体価格が高くなるため、新車のカーリース契約を結ぶ場合は、高いリース代を覚悟する必要があります。

また、オープンエンドの契約を選択する場合は、残りの価値が予想よりも低下してしまった場合、契約終了時に請求が生じる可能性があります。このような場合は、月々のリース代も高額になるでしょう。

 

中古車のカーリースを1年利用するメリットデメリット

短期のカーリースには中古車を対象としているカーリース会社が多くあります。

中古車を選ぶことで、車両購入費が新車よりも安価であり、月々のリース代を抑えることができます。

ただし、中古車市場に出回っている車種から選ぶため、自分が希望する車に出会えない可能性がある点に注意が必要です。

また、中古車でも車内はクリーニングされ、ボディの凹みや傷も修復されているため、キレイに仕上がっています。

ただし、中古車であるため新車のような真新しさはなく、そういった点が気になる方には選ばれないかもしれません。

カーリースを一年だけ利用する際の注意点

1年間だけカーリースを利用する際には注意が必要なことがあります。

例えば、ほとんどのカーリース契約では任意保険は未加入となっています。そのため、万一の事故や盗難などに備えて加入しておくことが重要です。

また、カーリースには走行距離に上限が設けられることが多いです。この上限を超えると追加料金が発生するため、契約時に決められた走行距離制限を超えないように注意が必要です。

万一に備えて任意保険に加入しておくべき

車を運転する際には、法律で自賠責保険の加入が義務付けられており、任意保険はドライバーの自由意志によるものです。

カーリースにおいても、自賠責保険は契約に含まれており、リース代で支払います。ただし、任意保険込みのプランでない限り、通常のカーリース契約では任意保険は未加入となります。

短期のカーリース契約であっても、交通事故のリスクは十分にあります。自賠責保険は対人賠償にしか対応しておらず、相手側が死傷した場合の補償が限られています。

任意保険に加入することで、加害者側のケガや死亡、両者の車両や物件の損傷にも対応できます。また、カーリース契約期間中に車両が損傷した場合でも、任意保険に加入していれば自己負担を最小限に抑えることができます。

万が一の事故に備えて、任意保険に加入しておけば実際に事故が起きた場合でも補償があるので経済的な負担を軽減することができます。

走行距離が制限を超えないように注意

カーリース契約では、車の走行距離に上限が設けられていることが一般的です。これは、リース契約終了時に車を中古車として売却する際の価値や故障リスクを考慮したものです。

走行距離が多いと車の性能が低下し、メンテナンスも必要になります。そのため、カーリース会社やプランによって上限は異なりますが、通常は1ヶ月当たり約500㎞~1,500㎞となっています。

もし契約終了時に上限を超えていれば、追加料金が発生する場合があります。ただし、日常生活で使用している分には超えることはまれであり、通常の運転では心配する必要はありません。

カーリース契約期間中は、月の走行距離も注意して把握しましょう。

中途解約は違約金が発生する

カーリース契約では、途中解約は原則的に想定されていません。契約月数から月のリース代を算出しているため、途中で解約するとリース会社も損失を被ってしまいます。

しかし、解約したい場合は、まずはカーリース会社に承諾を得てから解約手続きを行う必要があります。解約金は、残り期間のリース代に手数料などを加算した金額がかかることが一般的です。

短期の契約であっても、途中で車が必要な期間が変わる可能性があるため、事前に考慮しておくことが大切です。また、カーリース契約を解約する際には、一度にまとまった金額が必要になることも覚えておいてください。

車庫証明や審査に時間を要するので余裕をもって申し込む

カーリースの1年契約を申し込む場合でも、手続きが必要となります。リース代を支払うだけでなく、申込者の経済力を審査することが一般的です。

審査では、年収や勤続年数、過去の借り入れにおける返済遅延の有無などの信用情報を基に判断されます。また、契約書の作成や車を保管する場所を証明する車庫証明の発行などの手続きも必要です。

一方、レンタカーの場合は契約をすればすぐに車を利用することができますが、カーリースの場合は審査や書類の準備、車庫証明の発行、名義変更(登録作業)などに時間がかかることがあります。

また、中古車の場合は希望の車が在庫にない場合があり、新車でも納車までに約3週間~1ヶ月、中古車でも2週間程度の時間を要することが一般的です。

そのため、リース車をすぐに利用したい場合でも、手続きに時間がかかることを考慮し、余裕を持って申し込みを行うことが必要です。

1年のカーリースの契約を再契約すれば期間を延長できる

人生思わぬこともあります。当初の契約期間よりも長い期間、車が必要になることも。そんな時のために、カーリース会社は通常、顧客が次の 4 つのオプションのいずれかを選択できるようにします。

  1. 契約満了で車を返却
  2. 既存のリース契約を延長する
  3. 車を返却して新しい車をリースする
  4. 車を買い取る

一部のリース会社は、購入を許可していないか、リース契約の終了時に車を保持するオプションを許可していないことに注意してください. それでも、通常は、契約を延長することで同じ車をリースし続けることができ、必要な限り使用できるようになります。

リース期間を 1 年と短くすると、解約のリスクを低く抑えることができます。ただし、通常、リース契約が長くなるほどリース料は安くなるため、車のニーズと経済状況を十分に考慮して、どのオプションが最適かを判断することが重要です。

まとめ

①1年だけ車が必要な場合、車の購入やカーリース、レンタカーなどの手段がある
②カーリースは1年だけ車を使うには最適
③新車よりは中古車のカーリースの方が車の選択肢は少なくなるが、リース代は安くなる

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