カーリースはリース会社から車を借りることで、自分の車と同じように利用できるサービスです。
そのため契約期間中にリース料金を支払う能力があるかどうかという、リース会社の審査に通る必要があります。
カーリースの審査内容とは
カーリース会社は利用者と契約する際に、ローンを組むのと同じように、利用者が料金を支払っていけるかどうか、審査をおこないます。
では、どんな項目が審査されるのでしょうか?
1.支払い能力を判断するための審査が行われる
審査の基本となるのは契約期間中、利用料金を支払い続けることができるかどうか、です。そのため、勤務先や仕事の内容、年収などの他、これまでに利用してきたローンなど、債務の履歴なども確認されることになります。
2.審査時に申告する情報
カーリースを申し込む際、利用者は以下の情報を申告します。
・年齢
・年収
・仕事などの属性
・債務履歴
細かくはリース会社と契約している信販会社によっても違いますが、一般的にはこのようなものとなります。
3.審査でチェックされる事項
お住まいが持ち家か賃貸住宅かなどといった住居の情報や、個人事業主など、仕事の内容によっては年収に対しての支出の割合が確認されることもあります。
また、過去のローン滞納などといった債務履歴も信用情報機関を通じてチェックされます。
審査に通らない理由
いざ審査を受けてみたら落ちてしまった…、という場合、主に以下のような原因が多いです。
1.債務履歴がある
債務履歴とは、過去にローンの返済が滞ったり、携帯電話料金が未払いだったりするなどといった履歴のことです。
他にも自己破産をした経験がある場合も、その情報が残ります。
2.申し込み時点で多額の借入れがある
審査を申し込んだ時点で多額の借り入れをしている場合は、リース料金を支払い続けるのが難しいと判断されがちです。
ただしこれは、収入に比して、という前提がつきます。住宅ローンなどでの借り入れは、十分な収入があると判断されれば、問題になりません。
ただし、住宅ローンに加えて、高額な商品の支払いを続けているなど、複数のローンを利用している場合には、審査に通りにくくなる可能性が上がります。
3.年収が低い
仕事が自営業の場合や、会社勤めでも年収が200万円未満などといった場合には、支払い能力不足と判断されることがあります。
ただし、勤続年数が長い場合は、年収が低くても問題視されないこともあります。
4.勤続年数が短い
審査をおこなう信販会社は、安定して利用料金を支払ってくれるのか、を審査のポイントにしています。
そのため、勤続年数が短い場合には、「仕事を辞めて払えなくなってしまうのでは?」と考えがちです。
新卒で就職したばかりの場合は、その先にいろいろな可能性が考えられるため、連帯保証人が必要となることもあります。
5.未成年
未成年が審査を受ける場合には、親権者の同意が必要となる場合があり、同意がない場合には審査に通らなくなる可能性があります。
審査に通るためのポイント
便利なカーリースですが、審査に通らなければ、利用できません。どうすれば審査に通りやすくなるのか、そのポイントを見ていきましょう。
1.保証人をつける
未成年の方や、パートやアルバイトといった、収入が安定していない方、年収が低い方の場合は、連帯保証人をつけることで審査に通りやすくなります。
2.車のグレードや格を下げる
収入に比して利用料金が高い場合、審査に通りにくくなります。
そこで車を値段の安いものに変更したり同じ車種でもグレードを下げることで、利用料金が下がるので、審査に通りやすくなります。
3.頭金を払う
車のグレードを下げるのと同じですが、頭金を支払うと、そのぶん利用料金を抑えることができます。
頭金や登録費用などを用意せずに契約できる、というのはカーリースのメリットのひとつですが、審査が厳しそう、という場合には、頭金を用意しておくことで審査に通りやすくなります。
4.ファミリーカーとして申し込む
ファミリーカーとして申し込む場合には、安定した収入のある家族の誰かの名義で申し込むことで、審査に通りやすくなります。
ただ、注意しないといけないのは、契約者と実際に車を使う人が違っていてはいけない、というリース会社もあることです。
申し込みの際に必ず確認しておきましょう。
5.信用情報を確認する
ローンの支払いが滞ったりした経験がある場合には、事前に信用情報機関に、自分の履歴の情報開示をおこない、どのような情報が掲載されているのかを確認しておきましょう。
ちなみに、滞納などといった履歴は、完済してからも5年間は確実に情報として掲載されています。
そのため、完済していても審査に落ちる原因になりますので、注意が必要です。
審査なしのカーリースはあるのか?
カーリース会社としては、契約者がしっかりとリース料を払ってくれないと経営が成り立ちません。
そのため、審査なしのカーリースサービスはほぼ存在しません。
例外的にそのような形態を取っている会社もありますが、あくまでも例外であり、利用する前にどのようにリスクを回避しているのかを確認しましょう。
カーリースの審査で落ちる人の特徴
他にも審査に落ちやすい具体的な例を見てみましょう。
・審査申し込みで虚偽の記載をしている人
・クレジットカードの支払い残高が残っている人
・携帯を複数台ローンで購入している人
・年収が低い、もしくは不安定な人
・過去に延滞をしてブラックリストに載っている人
・住宅ローンやクレジットカードなどの審査に落ちている人
・自己破産の経験がある人
・連帯保証人がいない人
などの場合、カーリースの審査に落ちやすいです。
審査会社を変えたところで解決する問題ではなく、一度ついてしまった信用情報のキズはなかなか消えません。くれぐれも支払いに遅れることがないように日頃から気をつけ、むやみに分割での支払いをしないようにしましょう。
カーリースのスタッフは「誰でも審査が通る」といいますがそれは該当する条件がない人の場合です。
カーリースの審査に落ちてしまう具体的な理由とは?
カーリースの審査に落ちてしまったという人にはどんな理由があるのでしょうか。今後のために、審査に落ちやすい人の特徴を踏まえて対策を考えてみましょう。
月々の支払い能力がない
判断材料は年収、雇用体系、勤続年数です。自営業も収入の保証がないと判断されることがあります。
例えば年収200万以下、アルバイト、勤続年数1年未満だと審査に不利です。
年収は300万が一つのメド。勤続年数は3年以上あるとポイントが高いです。
借り入れが多い
収入に見合わない多重ローンを組んでいたり、借り入れが多い人は審査に通りません。高額の分割払いも借り入れに含まれます。
他にもクレジットカードを短期間に何枚も申し込んでいたり、複数のキャッシングがあるとお金に困っているのではないかと思われ審査に落ちることも多いです。
ブラックリストに載っている
ブラックリストとは事故情報や延滞情報が載っている金融機関の個人信用情報です。ここに載っているならほぼ審査に落ちることになります。
気づかないうちにブラックリストに載ってしまっている原因として多いのは「延滞」です。
例えば年間に145万人も携帯料金の滞納が理由でブラックリストに登録されています。他にも任意整理や破産なども登録されます。
延滞の場合、5年間記録が残りますので、その期間はカーリースの審査にはかなり通りづらくなります。
申請内容に虚偽があった
審査に通りたい一心で、勤務地や収入、債務歴などを少しでも嘘を書いてしまうと、それが発覚した時あなたへの信頼は失われます。内容がどんなものでも虚偽の内容で申請すると、審査に落ちてしまうでしょう。
通常3~7年程度の期間、カーリース契約を交わす相手として、虚偽の申請をするような人を選ばないのは当然です。
その後同じカーリース会社で再度審査を申し込むこともできなくなる可能性もありますので、虚偽の申請は絶対しないようにしましょう。
カーリースの審査前に確認しておきたいポイント
できることなら、一発でカーリースの審査を通りたいと誰もが思いますよね。過去にローン契約の審査に落ちたことがある人や、収入や雇用形態の面で審査に通るかどうか不安な人は以下の点を確認しておきましょう。
カーリース料金がどれくらい負担になるか
カーリースを契約すれば毎月のカーリース料金やガソリン代、駐車場代などの出費が増えます。申し込みの時点で、毎月の生活費にカーリース料金が加わると赤字になってしまうような状態なら、毎月のカーリース料金を支払うのは無理です。
毎月の支出と収入のバランスを崩さないカーリース料金を設定するようにしましょう。
支払いの滞納がないか
携帯料金やクレカ、奨学金の支払いの滞納や年金、住民税などの税金が未納になっていないかチェックしておきましょう。
滞納があった場合、カーリースを申し込む前に支払いを済ませておくことをおすすめします。
ブラックリスト入りしていないか
ブラックリストに載ったことがある人や、載っていそうな心当たりがある人は、まだリストに残っているか確認できます。
信用調査会社にはJBA(全国銀行個人信用情報センター)、JIC(日本信用情報機構)、CIC(割賦販売法、貸金業法指定信用情報機関)があります。情報開示を行なえば、ブラックリストに自分の名前が載っているか簡単に調べることが可能です。
JBAは郵送のみでの情報開示請求ですが、JIC、CICはスマホからでも情報開示を行なえます。手数料は1,000円ほど。
直近の記録があることが判明したなら、カーリースの審査通過はかなり厳しい状況になります。カーリース会社に相談するか、独自基準の審査を行っているカーリース会社を検討してみましょう。
\WEBで契約完了!まずは見積もりをチェック/
【KINTOの公式サイトはコチラ】